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ICE TD
ICE TDは、ドイツ鉄道の高速列車ICEに使用される車体傾斜式気動車である。ICEによる高速化の効果を非電化路線へも拡大するため、ICE Tの気動車版として2001年に4両編成20本が製造された。形式は605形 (''Baureihe 605:BR605'') となった。 == 設計 == 車体形状はICE Tとほぼ同じで、アルミニウム合金を採用して軽量化を図り、さらに、車体傾斜時に建築限界からはみ出さないよう、車体の上下を絞った形状としている。2編成以上の併結も可能である。 車体傾斜機構は610形気動車やICE-Tで実績のあるフィアット社製ではなく、ドイツ・シーメンス製を採用している。ドイツでは1992年より快速 (RE) 用の車体傾斜式気動車である610形を投入しており、その後611形・612形が投入されているが、優等列車用の車体傾斜式気動車としてはこのICE TDが初めてのものとなった。 動力伝達方式は610形気動車同様の電気式で、ディーゼルエンジンで交流発電機を駆動し、交流電動機を駆動するものである。1両あたりの発電機出力は560kW、電動機出力は425kWで、各車両に2台ある台車のうち1台が動力台車である。最高速度は200km/hである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ICE TD」の詳細全文を読む
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